あたらしい保安規程

そこにある解釈を最小限にすること。

現在、自家用電気工作物を設置する際に設置者が届出を義務付けられている保安規程のひな形を作っており、これがそのテーマです。

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これまで使っていたものや、他のいろいろな保安規程を調べましたが、正直言って複雑になりすぎているようです。
保安規程の作成及び届出をする設置者、保安規程の作成を支援し保安管理業務を委託される電気管理技術者、そしてその承認をする保安監督部の3者にとって、これまである保安規程はすこし他人事のような存在だったのではないでしょうか?
ある事情により数年間、保安規程を読み込んで解釈し、他者を説得しなければいけないこと事がありましたが、これまでのものは立場や状況により解釈が複雑化していたり、無理矢理解釈して使わざるをえないものでした。

保安規程は、自家用電気工作物の保安管理業務の根幹に係るものであり、法規に沿ったもので判りやすくあるべきではないでしょうか?
その信念のもと、主任技術者制度の解約及び運用(内規)や、自家用電気工作物保安管理規程を元に、いったん全てをバラバラにして、ひとつひとつ吟味して、あたらしい保安規程を組み立てています。

やり方としては異端と思いますが、出来上がりつつあるものは極めて正統的なものとして仕上がってきており、あともうひと息で完成の予定です。