仕事は『当たり前』でできている

高圧の電路や機械器具等の電路の絶縁性能は、電気設備の技術基準解釈【第15条及び第16条】に規定する試験電圧を規定時間加えることに耐える性能を有すること、となっています。
これに基づき高圧側に高電圧を印加する試験を行いますが、その際に低圧側をクリップでショートしてアースさせて、試験時に高圧側に何らか不具合が起きても低圧側を保護する処置を行います。

ただし試験が終わった後に、これを回収し忘れて通電したら短絡事故になるので絶対に忘れてはいけません。

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こんなクリップを自作して使います。
本体に番号付けをして、使用確認の名札をつけています。

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クリップを使ったらチェックボードに記載して、名札をとっておきます。

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試験時の使用状況。

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使い終わったら、チェックボードに回収チェックして名札をつけ戻します。
全部回収完了!

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チェックボードもOKです。

単純で『当たり前』のことですが、「なんだ、そんな当たり前なことか」を積み重ねていきたいと考えています。
目指すは『当たり前』に強い技術者です。